10月


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03年10月9日(木)



 表紙ページの「 勤労の女神様(笑)」は、自作と言えばハクが付くけど 既売品です。ユージンのSRシリーズ。行きつけの模型屋で投げ売り価格 だったところを購入。まあ、毎日神棚代わりに柏手で拝んでから作業に入れば、 少しは制作への御利益があるかも知れませんです(含笑)。

 そういうことで、初日ということでちょっとだけ開発に至るまでの 経緯の解説(ムダ話)。
 昨年、自分としてはかなりの技術を出し切った(つもりの)ガレキが あまりにも売れなかったため、「イカン、こうも毎年毎年 赤字経営してたら 第二事業部の名が廃る」、「もう次回は売れ線狙いで行くです! 大河原 邦男先生デザインのロボ作るです!」と周囲に公言しておりました。
 んで、最初のウチは本年度旬のネタということで ゴッドグラヴィオン (どうせ開発商品じゃないので堂々名前出す)作るつもりでいたのですが…、 「し、資料がどこにもねえ…」、「ぐはっ、ビデオからスケッチしようにも 作画の描き込みのおかげで背中のデザインとか全然わがんねー!」と 泣く泣く挫折。ならば、勇者ロボで勝負だということで今回のネタと あいなりましたとさ。

 そういうことで、例によって本放映当時に録画したビデオを引っ張り出し、 まずは制作のためのスケッチから。やっぱりこの特徴的な頭は存分に格好 いいなあ。ともかく今回の目標は、 「銀の翼に希望(のぞみ)を乗せて…」 の前口上ポーズぐらいは再現できること。ともかく今年は原型 作っていられる期間がきわめて短期間のため、ちょっと裏技を駆使して(含笑) やっていくです。

 それにしても、本放映時のテープということで画質落ちまくりだけど、 10年たった今でも面白いなこの番組。とてつもなくブッ飛び過ぎてて。 ああ、大河原メカをフルスクラッチするというのも、高校時代レイズナー Mk-U作って以来だな。キャノピーはエポパテのムクだし、胸のラインは 設定と全然違うというしょーもない出来だったけど(カックンだぁ)。



03年10月11日(土)



 開発2日目はさっそく飲み会行ってサボり。そういうことで 今日から真面目に造形作業開始です。まずは臑パーツの基部のプラ板 組みから。

 そういうことでモビルスーツゲイツ(商品名)ですが、実際に立体作って みると、「SEED」と言うより黒歴史風に言って、GM系を思わせる 頭から肩、胸回りの連邦系ラインにジオン(ネオジオン)系のデザイン ラインが融合していて、劇中のゲルググ級のあつかいといい確かに素直に 格好いいMS。コレをデザインした中学生、やっぱり偉いなと思ってたら 箱のどこにもデザインした中学生の名前がない…。ガンプラとして商品化 されるということは恒久的な生産商品として約束されたようなもんなのに、 もはやデザインの権利は完全にB社に帰属してるということか。中学生に 残ったのは大賞の名誉と上戸 彩と一緒にCM出れたという甘酸っぱい 青春の思い出だけか。なんて非道なことするんだよB社(含笑)。



03年10月12日(日)

 昨日に引き続き臑パーツ作っていくです。今回主にアニメ本編と 設定画から線を拾っているので、案外シンプルな直線で構成されてる デザインには助けられますです。

(本日の作業BGM映画)
「アバレンジャー」は、本当に荒川稔久が脚本書かない回が素直に面白いな(ああ、 もう単なる人間性の好き嫌い…汗)。そういうことでゲスト、 ぼくらの格闘王佐竹雅昭の劇中でのあだ名“大爆発新幹線”にちなんで「新幹線大爆破(東映、監督/ 佐藤純彌)」です。

 世の不景気の煽りを喰らい、自前の工場を閉鎖に追い込まれた高倉 健が、 舎弟二人を引き連れ世知辛い世間に反逆開始。 東京−博多間を行く東映大部屋俳優の皆さんが乗り込んだひかりに、 「スピード」で おなじみ、時速80キロ切るとボンとなる爆弾を仕掛け、巨額の身代金を要求だ!  怒りの テロリスト健さんに立ち向かうのは、また警察の偉い人丹波哲郎、新幹線の 管制官宇津井健、そして新幹線の運転手我等がスーパースター千葉ちゃん!
 いやあ、クライマックスの時速250キロで走る新幹線の屋根上での 健さんVS千葉ちゃんの空手ファイトは見応えあったなあ(注:そんなシーン ありません)。タイトルや、当時の東映オールスター出演映画ということで エキセントリックな大作パニック物映画という認識を持たれがちですが、 むしろこの映画の本質は、実質上の主役となる健さんの、仕事も、家庭も すべて失ってしまった中年男が、最後に残った自身の曖昧な夢のための、 虚しくも苦い苦闘の様に集約されるはず。その傾向はラス30分、すべての 仲間を失いつつも本懐である身代金強奪を果たし、自らの夢…海外への 脱出を計ろうとする健さんの逃亡劇に、映画の主軸が完全にシフトしてしまう 辺りにも顕著であります。これがヤン・デボンだと本当に新幹線を 大爆発させたり健さんと千葉ちゃんをマジでガチンコさせたりするんだろうけど (苦笑)、派手な題材の割にこういう陽の届かぬドラマに主体を持っていく 辺りはいかにも日本映画というか、画面の派手さより物語に 重きを置く国民性なんですかね。
 捨てていこうとした自らの過去が決して 捨てきれないこと、もう少しで手が届いた自らの夢が飛び去っていくのを それぞれ目の当たりにする健さんの様を、鮮烈でありもの悲しくも描いた ラストシーンに至るまで、いやしみじみと見入ってしまったです。152分という、 当時の邦画にしてはの長尺も結構飽きることなく見れます。

 …しかし、今回作っているネタがネタだけに縁起悪いタイトル 見ちゃったかも(自爆!)。



03年10月13日(月)

 まだ臑パーツ制作中。とりあえず可動部分も組み込んでいますが、この臑 パーツだけで、複製した時とてつもなくレジン喰いそう(怖っ!)。

 そういうことで、地元でも本日より「グランセイザー」始まりました。 冒頭の特撮バノラマは男の子心にヒットというか、こういう映像を見るのは 素直に楽しいです。超星神のガンダム扱いとか、量産機よりオリジナルの 機体のほうが神がかり的に強いという演出もまた良し。
 役者的には、清水あすかってずっとこういう配役待ってたんじゃねえか というハマりぶりが。蹴りのキレひとつからしてただ者じゃないです。 特撮界の竹中直人こと赤星昇一郎の、磨きのかかったてかり具合も ただ者じゃないです(笑)。
 ともあれ、まがりにりにも「流星人間ゾーン」以来の東宝巨大特撮テレビ 番組、あの東宝の大プールも使用されるという特撮大パノラマに今後とも 期待であります。



03年10月14日(火)

 明日こそ足首作るぞ! と誓いを新たにしつつまだスネかじってる(トホホ)。
 あげな単純な形状のパーツに何日かかっとんねんと思われますでしょうが、 もちろん時間がかかるなりの仕掛けは用意しているのですよ。



03年10月15日(水)



 自分の好きな映画見ながら作ってたら足首しかできなかったけど、 ともかくいよいよ脚部の可動チェックです。





 ハイこれがデザイン上自由度が低かろう足首の可動の秘密。元々 ふくらはぎから踵にかけてのラインがカバー状になっているため、このカバー そのものを踵パーツとしてしまいました。





 もちろん可動部分には、必殺のポリキャップ+軸スライドによるシリンダー 構造、“戦闘マッスル”を仕込んでます。昨年のザンサイバー に比べれば、キット化した際組みやすい構造になっているはず。


(こないだ「新幹線大爆破」とともに、ビデオ屋の棚の片隅でとうとう発掘 できた映画)
 見たかったっスよ…逢いたかったっスよ(山田)辰夫さん! コレは 本当に見つかって良かった。「狂い咲きサンダーロード(東映、監督/石井聰互)」 です。

 思えばこの映画の存在を初めて意識したのがかれこれ5年ぐらい前、当時 まだA5サイズのムック本扱いだった「映画秘宝/映画懐かし地獄70’s」 にて紹介されたこの映画のムサ苦しいまでに熱そうな内容に心惹かれ、 居住地内のビデオ屋を駆けずり回って探した日々。今は潰れて クリーニング屋になった橋向こうのビデオ屋で発見した時、小躍り気分で 帰り道をバイク(原チャリ)で飛ばして、速攻でデッキに突っ込んだ もんだったぜ…(←気分的に、ちょっと入ってる)。

 ツッパリとも暴走族とも縁遠い青春を送ったデブをして、映画の主人公、 山田辰夫さんのダミ声から絞り出る絶叫には惚れ込んだ。辰夫さんは絶叫と 共に、自らを取り巻くすべてに噛みつき怒りを叩き込む!

「暴走族がマッポにケツ振って愛される暴走族を目指すだあ? ざっけんじゃ ねえ!」
「やい右翼役の小林稔侍! だからって君が代歌いながら登場するんじゃねえ!」
「コラ稔侍! スーパーなんてダセぇ形容詞が付く右翼の分際で(真面目な 右翼の皆さんに失礼な)、オレのダチをホモの道に引きずり込むんじゃねえ!」
「テメェ映倫! 小学生が注射器片手にクスリ一発キメてる シーンで画面にボカし 入れてんじゃねえ(空白のところはヤバいんで文字反転)!」
「右翼とマッポと族が手ェ組んでこっちを潰しに来るってんなら上等だ ! 小学生の紹介で手に入れたバズーカで、市街地火の海にしてやるぜ!」

 辰夫さんの怒りすべてが爆発するラストの大砲撃戦! 日本全国の昭和55年 当時の爆走少年達に捧げられたこの映画に込められた破壊力は、ネットで 元気ぶりつつ現実の仕事での溜息の日々のギャップに、模型作りに逃げ込む 陰な感情にすら火炎放射器で無理矢理火を点ける!

「そんな身体でバイク乗れんのかよ」。マシンに跨り、失った右手首を アクセルに縛り付け、辰夫さんは笑う。この映画で、初めて、穏やかに そして誇り高く微笑んでみせる。抗争の最中、 切断され失われた右手の先にもはやブレーキは届かない。その先には、 狂い咲いた果ての散り様の瞬間が待っている。人生どんな生き方を選ぼうが、 誰しもいつかは必ず散り際を迎える瞬間が来る。その時、穏やかに微笑んで 終われるか、悔恨だらけの悔しさを胸に終わるのか、すべては人生のうちに この映画を見たか否かで決定する 気さえする。たとえ今の仕事をクビになり、実家にダラダラ寄生しつつも いつかは家を追い出され、世間様に後ろ指刺されるような日々が今後訪れる としても(ちょっとリアル過ぎる…)、散る時は絶対笑ってやろう じゃないか。腹の奥の怒りを画面と共に吐き出した後、泉屋しげるの 「翼なき野郎ども」のボーカルを耳に、そんなグッと染み入る気分にさせて くれるいい映画でありました。でも辰夫さん、オ百姓サンを職業差別した発言は 良くないっスよ…(苦笑)。



03年10月16日(木)

 膝アーマーつくったぐらい…。しっかりしろよ!
(でも、これで脚のパーツは全部揃いました…線の少ないデザインのロボット 最高!)



03年10月17日(金)

 腰パーツ作り始めました。
 ところでそろそろ型取り用のシリコンゴム とか買わなきゃとか思うんだけど、来週には「海底軍艦」のDVDが…。 あっ、そろそろ床屋行かなくちゃ。HG−UCゼータも買わなきゃ! うう …出費の予定が(泣)。



03年10月18日(土)

 引き続き腰パーツ。いわゆるスカート装甲を作っていくです。

(ガレージキットの開発日誌のはずが、映画鑑賞日記みたいになってて ごめんなさい)
 そういうことで「マトリックス・リローデット」が今日も借りられ なかったので「スタートレック/ネメシス」を借りて来ました。 もちろんテレビシリーズ「新スタートレック」のファンとしては 吹替版でです。
 映画の縦糸はビカードとそのクローン、シンゾンとの自己の確立を賭けた 対立になるんだろうけど、やはり注目すべくはラスト、ピカードの危機を 救うため、ジャイアントロボのように自ら犠牲となって宇宙に散った データ…。いやあながちデータ=ジャイアントロボ説というのは捨てがたい物が あって、まずどちらも無感情でやや無愛想な点と(さすがにデータは 「マッシ」とは言わんが/笑)、分身たる宿敵に悩まされる点。 ロボは同じくBF団の 作った同型機GR2と、データもまた、テレビシリーズ「新スタートレック」 において同じスン博士によって作られた兄弟機ロアと度々対立することと なる。 今回の映画に登場するB−4も、シンゾンが エンタープライズに送り込んだデータと同型のスパイ用アンドロイド… いわばレプリカ機であり、同様の存在としてとしてカテゴライズするなら、 やはりジャイアントロボのレプリカ機、カラミティとほぼ同じ存在と 言えないか(笑)?

 そして、やはり最大の特筆点は、自らに指令を下す存在、その周囲の人々 との交流において…その人工知能が“人間性と友情”を学び、成長していった あたりは、この二機のロボットがその存在感を大きく同じとするところでは ないか? 人間を学び、友情を育み、いつの間にか周囲の人々に心からの 仲間として…“同じ人間として”迎え入れられた彼等は、友人達の危機を 前に、彼等のために自らを犠牲とする道を選ぶのだ。出会った多くの人々が くれた、悲しいまでに誇り高い勇気を持って。
 番組の中で、機械であるジャイアントロボが、 大作少年との交流によって成長していく 様を描いたという平山亨プロデューサーの志は、世紀も国境も越えて 受け継がれていたのだなと物凄く感心。そう、「新スタートレック」とは、 「ネメシス」を最終回とする15年のロングランに及ぶ「ジャイアントロボSPIRITS」 だったのだ! イヤ割と本気で(苦笑)。

 映画のラスト、ピカードからデータの記憶を託されたB−4が(劇中、 データ自らがB−4を自分同様の存在とするべく自らの記憶をコピーする 場面があるんだけど…絶対今後データを復活させるための布石だな/笑)、 映画の冒頭、データがライカーとトロイの結婚式のために披露した歌「 ブルー・スカイ」を辿々しくも歌うシーンがあって…「新スタトレ」ファン としては、このデータ役声優大塚芳忠氏の、わざわざ辿々しく歌う 歌声に、もしかしたら今後この「新スタートレック」のメンバーでの 映画は見れないかも知れないという不確かな予感、15年間画面越しに その成長の様を視聴者として見守ってきたデータの“本当の最期” かも知れないという予感に涙するのだ。



03年10月19日(日)

 腰アーマーの可動部分も含めて、今日まで出来たところです。



 ひょっとしたら目敏くお気付きの方もいらっしゃいますでしょうが、 実は今年のガレキは…太股、胴体など主立った可動部分を昨年のガレキ の原型から流用しています。ハイこれが日誌初日に書いていた 「開発上の裏技」です。
 あっ、もちろんこれは開発時間短縮と同時、昨年度開発した原型の、 制作者としての自信の現れであります。ただ「組みにくい」という評価も 戴いた部分については若干の原型改修も行っています。今後またザンサイバー を生産する際にはこの原型改修部分が生きてくるはず。



03年10月20日(月)

 肩、胸と作っていきますが、さてこのロボの特徴的なシリンダー状の 胸パーツ、なんとかきれいな円筒に作れんもんかとイロイロ思案した結果、



木部用エポパテの空筒に練ったエポパテを詰め込み、



空筒を解体して、はいシリンダーの出来上がり♪



03年10月21日(火)

 昨日作ったシリンダーに胸パーツとしてのディティール付けとか腰の サイドアーマー作ったりとか。

(本日の脱線ネタ)
 ウチの地方では深夜帯に放送の「デ・ジ・キャラットにょ」。首都圏 から2週間ぐらい遅れで、春から始まって もう10月になったしそろそろ終わりかなと 思ってたら、あっさり新OPが…もしかして1年番組? 首都圏では 強力な裏番組がいるってのに大したもんだ。
(イヤその 裏番組のほうも本家富田耕生氏演じるヒゲオヤジがやっと登場したり、 番組のテーマを語るためのキャラとして青騎士がレギュラー化したりと 結構見逃せなくなってるんですが)
 ともあれ「デ・ジ・キャラットにょ」については知人に強力な ファンの方がひとりいらっしゃって、明確な欠点とか見かけても指摘 しにくいんだけど(苦笑)、ただ新OP、でじこがまるでどこかの 将軍様のように見えてしまった(大汗…すんまそん)。



03年10月22日(水)

(さらに脱線ネタ)
 思うところあって「ガンダムSEED」の感想とか載せてるサイトを イロイロ見て回ってきたんですが、ちょっと興味深い感想が…。「あの 番組って女性ライターがメイン脚本だから、話が女性視点になってる んだよ」。なるほど、劇中やたら女性キャラの肉親だの恋人だのが、非常に 報われない形で殺されまくってたのはそういうことか! (ちょっと無礼な意見なので 文字反転)
 よしMGストライク買う必要ないな(よっしゃ)。

 そういうことで、作業のほうは胸パーツに集中。木部用エポキシパテで ディティール付け。



03年10月23日(木)

 新コンテンツも立ち上げ(「事業部長見聞録」参照)、今後は映画の 話とかはそっちに持っていけるのでこちらの日誌も相当スッキリ出来るはず。

 そういうことで、平日休みなのでさっそく、発売日の前日ながら 「海底軍艦」のDVD購入! 感想は新コンテンツのほう。さあ、 みんなもムウ帝国秘密工作員佐原健二と平田昭彦の乳首をチェーック!



 ハイ映画ばっか見てないで、作業もきちんとやるです。肩パーツ 作り始めました。300系のぞみと山形新幹線つばさで作り分けなきゃ ならんです。まあ、アニメ設定の線を省略したバージョンで作るん ですが。



03年10月24日(金)

 コンビニで箱売りの「シードヒロインズ」、1個買ってみたらいきなり ラクス出ました。 まあ、今のところ素組みの1/100フリーダムと並べて飾ってるんだけど、 スカイグラスパーで対艦刀揮うのと無人島で悲鳴上げるだけの役割だった 妹同様いらないので、どなたかフレイ様と交換してください。いえ 自分が買う時フレイ様だけ出てくれればそれでいいんですが (←フレイ様奴隷)。

 作業のほうは、新幹線の顔と、本体の頭部のほうに入りました。いよいよ 勇者ロボのアイデンティティーたる部分を作り始めたというか、ここさえ 似せられれば「あのロボットだ!」とお客様に判ってもらえる部分なので、 手ェ抜かずにやっていくです。ともあれ木部用エポキシパテをカリコリ 削り出し中。



03年10月26日(日)

 昨日は真面目に同人誌の原稿書いてたのでサボり。今日はとりあえず 下腕をプラ板から作り始めました。

 

03年10月28日(火)

 昨日は阪神が優勝できなかったのでサボり。飲み会行ってたです。



「兄貴! 知人の方で強力にこのゲームのファンの方がいらして、 どんなもんなんだと思って500円玉一枚出して買ってきたっス!」
「どうでもいいけどよ、せめてガレキの開発が終わってから遊べよ」
「でも説明書読むと、『一回のプレイ時間は2〜3時間』って書いてある っスよ。そこそこ手頃なバランスじゃないっスか?」
「1996年に作られたゲームか…『ときメモ』全盛期に対抗株で出てきたって 話だな」
「説明書に声優さんの顔写真が載ってるあたりが結構今じゃ 考えられない大らか感覚っスね。うわシンジ君でお馴染みの緒方恵美 さん、凄く宝塚向けの美貌っスよ!」
「声優さんのナマ顔ネタはヤバいぞ! そもそもメーカーだって、 まさか発売から7年も経って、500円玉一枚出してニヤニヤ笑いしながら 中古を買っていくデブが現れるなんて思っていなかっただろうしな」
「あ、それと今日の作業の分っス」



「顔含めた頭はここまで出来たっス。車掌さん帽子はもうちょっと バランス見て削っていくっス。あと後頭部がなんか長い感じになってるのは、 実はビデオとかで確認する限りこのロボ、意外とマラサイ頭なんっスよ。 これはたぶん、変形した時後頭部が外装の一部として露出する、 オモチャの仕様を設定画に取り込んだからだと思うっス。あと伊福部昭 先生、文化功労者受賞おめでとうございますっス!」



03年10月29日(水)

 コンビニで箱売りの「海洋堂、山口式可動マクロスシリーズ」、 1個買ってみたらいきなりアクションフィギュア版バルキリー出ました。
 先日のラクスといい、コンビニ箱いきなりメインアイテムヒットに 恵まれるツキが回ってるみたいですが、自分的に欲しいのはやっぱりフレイ様 であり可変バルキリーのほうなので、コレが出るまではまた (余裕が続く限りは)300円つぎ込み 続けるです。まあ、アクションフィギュア版バルキリーも、例によって 腕の可動軸の位置が絶妙で…。正直、さんざバルキリーの立体物を 手にしてきた自分をして、これまでで一番ガンポッド構えるポーズが 様になる立体かも(もし、いきなりリガード出たら買うの やめてたかもな/笑)。

 作業のほうは下碗にエポパテ盛ったり胸の「MG」マークを彫り込んだり アンテナ付きの耳パーツ作ったり。しかしこの耳パーツ、今となっては 某メイドロボのパーツに見えてしまうのが…(腐笑)。



03年10月30日(木)

 PS2版「トランスフォーマー」の発売日です。

 どうせ台詞は字幕だから、テレビ版の雰囲気期待しても ムダだもんなーだ!

 同じくPS2「D.C.〜ダ・カーポ〜 プラスシチュエーション」の 発売日です。

 昨年の自分のベストゲー、「水夏」のスタッフが作ったゲームと いうことで内容の(イイ意味での)変さ加減は保証されてるみたいな ものでむっちゃくちゃ欲しかったのに!

 いいえ、これもモノ作りに人生を捧げた愚かな野郎の決断、そんな ゲームふたつ買う費用があれば、今回のガレキ開発のためのシリコンゴム &レジン代に回すのです。まあ本音としてはダイナマイトしょんぼり

 作業のほうは、先日まで車掌さん帽子というよりは野球帽のようだった 額の形状修正、両肩の新幹線の仕上げ準備のためのタミヤパテ盛り、 各パーツへのヤスリがけに胸のマークの削り出しと、とりとめもなく 細々とした作業。まあ、あとでかいパーツは背中のユニットと動輪剣 ぐらいなもんなので、週末には全部のパーツを揃えることを目標にするです。



03年10月31日(金)





 コンビニ売りの海洋堂マクロス、2個目で可変バルキリー出ました。

これでマクロス買うの終了。

 なんつーか…素直にアクションフィギュア版のほうが凄いです。たぶん 絶対コスト300円で収まってない。可変版のほう、まあこの価格分って 感じ。思ったより差し替え&余剰パーツが多いので、100円ショップで3個 売りの小っさいタッパーの中に収めてあるです。この小さいタッパー、 その他にも余剰パーツが多いガチャフィギュアや食玩フィギュアとかにも お勧め。

 そういうことで今日の作業。引き続き各部にヤスリ掛けと、背中のユニット のプラ板組みとか始めました。
 とりあえず出来た部分だけ組み立て。



…やべえ(含笑)。




豪雪地帯酒店・第二事業部はものをつくりたいすべての人々を応援 します。


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